みんなの党の渡辺喜美代表が、自身のブログに弁明の記事を出されました。
DHC会長からの借入金について(ヨッシー日記)
かなり的はずれで、有権者が何を気にしているのかを、わかっておられないようです。
理不尽なスケープゴート祭りは必ず、潮目が変わります。その時が反転攻勢のチャンスです。
私はブレない・曲げない・崩れない、のみんなの党精神で今後も邁進して参ります。
なかなか強気ですが、「私はブレない・曲げない・崩れない」根拠に、
吉田会長は再三にわたり「言うことを聞かないのであれば、渡辺代表の追い落としをする」、と言っておられたので今回実行に移したものと思われます。
大変残念でございますが、私も政治家・議会人としての矜持がございます。
国会の中のこと、政策、路線といったことについて、多額のお金を融通して頂いた方でも譲ることができない、一線があります。
これを挙げているんでしょうか。
普通はお金を借りたら負い目ができるものですが、8億円借りても強気なんですね。
わたしだったら、8万円借りたらずっと気になってます。
それに、言うこと聞かない人にお金貸すの嫌です。
いずれにしても、有権者が気にしているのは、この「圧力」なんですね。
お金をもらったり、借りたりしたら、なんか言われるのは当然ですから、大きいお金を受け取っちゃダメ。
だから、そういうことをしないように、政党交付金の制度ができたのです。
みんなの党には、2013年度17億8950万円支給されています。
それとともに、政治家個人への献金が制限されています。
個人からの場合で上限が年間150万円。企業からだとしたら一切禁止されています。
政党交付金の良し悪しはともかく、圧力が政治家にかからないようにする。そういう精神で作られたのです。
借りたと言っても、8億円も借りたら便益があるのと同じです。
考え方からすれば、そういうお金もダメですよね。
シロアリ官僚を排除して、既得権益を無くし、統治機構を変える。しがらみを無くす。
有権者は、常々そう言っていた、クリーンなみんなの党に期待していました。
圧力を受ける可能性があるのに多額の融資を受けて、案の定、圧力受けてたというのが問題なのです。
そういうのと戦ってきたはずの人が、不透明な融資を受けるということは、有権者からみたら完全にアウトです。
私個人の選挙運動のために借り入れた資金ではありません。
私は自分の選挙にも借入金を使ったことがないので、私の選挙収支報告書には載っていないだけです。
・・・
党が躍進するためにどうしても必要な支出がありました。政治資金を使えない出費もたくさんあります。
党の資金として使ったとしても、自分の選挙ではないから報告義務は無いという言い分は、法律的にセーフでも、有権者の心情からすれば、だいぶずれていると思います。
有権者が気になるのは、違法なのは論外だとしても、政治の本質的な「清潔さ」についてです。
猪瀬氏はキャッシュで受けとっていますが、私の方は銀行口座を通じての振り込みです。
つまり、ほぼどういう具合に使ったかがトレースできるお金で、裏金ではない、ということです。私には一点の曇りもありません。
そうですか。それなら使途をすみやかに開示した方が良いでしょう。
何億もの資金が「何に使ったんだっけ?」ではないでしょうから、
今日の段階で、概要だけでも開示できたはずです。
他の議員に迷惑がかかるというお決まりの言い訳は聞きたくないです。
さて、またこんな話か。というのが有権者の正直な感想でしょう。
国民は政治に直接関係ない、支持率1%の政党の仲間割れなんて、もう見たくないのです。
みんなの党の他の議員も弁明に必死です。
松田公太参議院議員は、有権者が「裏を読む。真実を探す」癖を付け、リテラシーを高めるべきだと言っています。
どうやら、有権者が騙されているだけで、渡辺代表には非がないと信じているようです。
前回の衆院選の時、渡辺代表が返済計画無しに5億円借りたとされる1週間後には、松田公太議員はこんな演説をしてました。
ほんと、残念でしょうね。
みんなの党はしがらみがない政党。癒着をしていない政党。
たとえば、企業献金も受け取っておりません。団体献金も受け取っていません。なぜ受け取らないかというと、受け取ってしまったら、その後、がんじがらめになってしまうんです。そうやって選挙を戦っても。
正直言うと、選挙になったらお金がかかるので、喉から手が出る程、本当は渡辺喜美代表も欲しいわけですよ、お金が。
でもですね、多くの方々が、多くの団体が渡辺喜美代表の事務所を訪れます、みんなの党をお手伝いしましょうか。
全部お断りする。それがみんなの党なんです!!(松田公太参議院議員の演説より、川崎駅西口ラゾーナ前2012年11月29日)
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