えびさわ由紀

公費負担の乗車券

里親制度で街をきれいに」という記事を5月に書きました。このときは、九州まで実際にお話をうかがいに行ったのです。
1ヶ月後に交通費の請求が5万円来て、ちょっとショックでした。
もちろん自分の好きで勝手に行ったのですが、この記事1つ書くのに5万円のコストがかかっていることになります。

これが仕事だったら、会社なら経費として出してもらえるでしょうし、政治家なら公費から出ることになるでしょう。
政治家の公費支出については批判が出ることが多いのですが、実際に政策を考えてみると、机の前で考えたり、本で調べたりだけでは難しいのがわかります。「交通費を出すくらいはしかたないのでは?」と思いました。

実は、わたしも選挙で公費を利用しました。選挙カーや選挙ポスター、ガソリン代などいくつかの経費は公費で負担されます。
立候補しようとする人の選挙運動が公平に行えるようにとのこと。つまり、お金が無い人が出られるようにとか、逆に際限なくお金を使って選挙する人が有利にならないようになどの意味があるのだと思います。

特殊乗車券という形で、電車賃も出るんです。衆院選のときに、3回だけこの特殊乗車券を利用しました。
衆院選は選挙区がそれほど広くないので、特急も乗れませんし、指定席にも座れません。1回数百円、選挙期間限定の利用です。

 

 

これが参院選の全国比例候補になると、選挙区が全国なので、特殊航空券もありますし、新幹線、特急、指定席も乗れるようです。これは金額も結構大きいでしょうね。しかも、選挙後5日間使えるとのこと。

この5日間の理由は、当然ですが選挙後のお礼まわりのためではありません。
昭和25年の交通事情(列車の遅延などを考慮した最大限の期間)が根拠になっているようです。いくらなんでも5日も帰れないなんて、当時はすごい。現在ではちょっと想像できませんね。

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