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維新の会が再び支持されるためには

維新の会

前の記事で書いた、コミットメント(確約)という単語があります。
政治での約束は守られることは少ない。確約でも多少胡散臭く感じます。日本語だと、信用を伴うことにしっくりくる単語がありません。

昨年、維新の会が支持されていた理由を考えると、わたしは
「橋下徹が正しく政治を変えることをコミットした」
からだと思います。
正しく変えるというのは、ふわっとした民意に支持されることを、きちんと実現することでした。

政治を変えることを言う政治家は多いですが、多くの人々は、橋下代表のことを「不屈の信念の持ち主で責任感があり、困難で多くの人が尻込みすることを、きっとやり遂げるに違いない。」と思ったのではないでしょうか。だから「確約」を信用したのです。

支持率が高くなっていったのは、橋下代表の確約が守られる可能性が高くなっていったからです。
維新政治塾ができて、その集団が国会を席巻する可能性が出てきたとき、期待が高まりました。
そして、支持率が下がったのは、国会議員団が出来た時と太陽の党と合併した時。国会議員団との間に価値観の行き違いがあった時などですね。
いずれも、橋下代表の意志が通らなかったり曲げられる可能性があると思われたからです。
確約が守られるのに障害が出来たのではないか?と人々が感じました。

多くの人々は、政治に対しそれほどはっきりとした思想を持っているとは思いません。
なんとなく、変わりそうだな、マシになりそうだなということに対して期待感を持った。そういう支持だったと思います。

やっぱり変わらないかも、と人々が思うことがあるたびに支持率が下がりました。支持率が下がるとますます確約が怪しくなるのでさらに下がっていきます。
そして支持率が低くなったから、以前だったら良い方に解釈してもらえたような内容を悪く取られてしまい、一番肝心な橋下代表の信用を毀損する結果となった。

ここから維新の会がリカバリーするためには、とても大きな困難があると思います。
二大政党のために、野党が結集すべきだという考えがあるようですが、自民党以外がなんでも集まるような形なら、いかがなものでしょう。
人々は、政治が政局になることは望んでいませんし、意志がばらばらで「確約」が何も守られない、次に何をするのか想像もつかない不安定な政党はもうこりごりでしょう。それなら、「無責任なこと」を確約してきちんと守る自民党のほうがずっとマシです。
野合の政党なら、もう二度と国民の皆さんは信用しないし、これ以上の存在を必要とされないと思います。

センターピンという言葉が使われました。最近あまり聞かなくなりましたが、このセンターピンが合致する人だけで集まり、理念を共有し、
再度皆さんにきちんとコミットするべきです。

もしほんとうにそこに集まれるのであれば、他党との合流も良いと思います。
そして、この状況からでは大変困難なことですが、それを信用してもらうことが、最も大切な事だと思います。

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