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経済政策の話

アベノミクスと呼ばれる経済政策を掲げた安倍政権が誕生しました。

かなり大きな財政出動、金融緩和のプランですが、経済学者によっては、現在のデフレの原因や対策について、全く違う方向の意見が主張される場合もあり、効果に疑問を呈する経済学者や、なかには危険を訴える経済学者もいます。 片方が正しく、片方が正しくないという判断が付くようなものには思えません。 実際のところ、わたしには良いのか悪いのか判断が付きませんし、今後の状況によっても、判断が分かれてくるのかもしれません。

一方、ずっと続いているデフレが、日本の経済に大きなマイナスの影響を長期間に渡り与え続けているのも事実ですから、何らかの対策をすることも絶対に必要です。

そうしたことを考えた上で、わたしが考える一番重要なことは、一定期間後に評価をきちんとして、対策がうまくいっているのかいないのかを客観的に考えることと、二の矢三の矢を用意しておいて、うまくいっていないときは大胆に方法を変更することだと思います。

現在の日本経済の状況は、どうすれば良いかが確実にわかっていて、それをやるかやらないかということではありません。一方の意見を強弁するだけの人は、かなり無責任な人です。

うまくいくかわからない政策なのだということを謙虚に認め、ダメなときにはコンティンジェンシープラン(不測の事態が発生することを想定し、その被害や損失を最小限にとどめるために、あらかじめ定めた対応策や行動手順)を実行できるように準備しておくことが重要だと考えます。

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