先週から始まった話題のドラマ「MOZU」。 第1回の視聴率は13.3%とまずまずでした。
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」と同じように、異常に多い喫煙シーンで話題になっているようです。
わたしも見ていて、ほんとに「異常に多い」と感じました。
ドラマ自体はほんとに面白いんですが・・・ タバコに火をつけるライター、立ち上る紫煙、くわえ煙草、歩きタバコ、食事中、喫煙所、禁煙を指摘されながらあえて吸う場面。ほんとにありとあらゆる喫煙シーンの連続です。
「風立ちぬ」は、映画館で見たときに数えてみたものの、あまりの多さに断念しました。
今回は、録画で確認しながら、回数と時間を計算してみました。
調べたのは、喫煙シーンの回数と時間です。煙が立ち上っている場面だったり、タバコ自体は映っていない瞬間もあります。タバコを吸っている人が登場しているシーンを計測しています。
回数 | 時間 | 場面 |
1 | 2分30秒 | 喫煙室。西島秀俊さんと香川照之さん2人で |
2 | 25秒 | 車中で怪しい4人組が爆破事件に歓喜しながら |
3 | 27秒 | 車周りで男性がナイフ片手にくわえ煙草 |
4 | 51秒 | 部屋で西島さんが目覚めの一服 |
5 | 1分28秒 | 西島さんが喫煙しながら他人の部屋で待ち受け |
6 | 12秒 | 派出所で香川さんが「No Smoking!」と注意される |
7 | 1分8秒 | 派出所で注意されるが吸い始める |
8 | 1分45秒 | カフェで西島さんと香川さんが食事しながら |
9 | 2分34秒 | ピアノバーで西島さんが酒を飲みながら |
10 | 5秒 | カフェで男性が会話(真木ようこさんの回想シーン) |
11 | 5秒 | ピアノバーで西島さんが酒を飲みながら |
12 | 1分13秒 | ピアノバーで西島さんが酒を飲みながら |
13 | 1分50秒 | ピアノバーで西島さんが酒を飲みながら |
14 | 1分6秒 | 部屋の窓から西島さんが隠し撮りしながら |
15 | 20秒 | 爆破現場で西島さんと香川さん |
16 | 33秒 | 爆破現場で西島さんと香川さん |
17 | 10秒 | 爆破現場で西島さんと香川さん |
18 | 30秒 | 爆破現場で西島さん歩きながら |
19 | 13秒 | 西島さんが歩きタバコ |
20 | 7秒 | 車中で男が |
21 | 1分48秒 | 西島さんが爆破現場を眺めエンドロールまで |
計 | 19分20秒 |
さて、世界的にはタバコが映っているだけで問題視される事が多くなったこの時代に、意図的な喫煙シーンの連続。 誰が、なぜ、何の意図があってこういう演出をしているのでしょう。喫煙シーンの回数は合計21回。放送時間合計95分45秒のうち19分20秒でした。
実に約20%の時間が喫煙シーンに費やされていました。 誰もが気が付くくらいの多さだった事は間違いないようです。
風立ちぬは、ひいき目に見れば時代背景というものがあり、喫煙シーンによって時代背景の演出をしたという説明も可能ではありました。
しかし、このドラマに関しては、どう説明されるのか(しないでしょうけど)たいへん気になります。
スポンサーは、CMから見ると、ユニクロ、au、キリン、グリコ、日清、エイザイ、JR、明治、アサヒなど50社以上の企業が名を連ねますが、タバコ関連の会社はありません。
東京オリンピック開催が決定し、「受動喫煙防止条例」の検討が必要と考えられるようなタイミングで、あえて抵抗したい勢力がいるのでしょうか。
どなたか事情をご存知の方がいらっしゃったら、是非お教えいただきたいと思います。
次回予告編にも、90秒で喫煙シーンが5回も出てきました。第2回も興味深く見たいと思います。
<参考>あわせてこちらもお読みください。
2020東京オリンピック決定でいよいよ必要な受動喫煙条例
都議会議員全員への「受動喫煙防止条例」に賛成かどうかのアンケート結果
1964年東京オリンピックで生まれたピクトグラムと禁煙のおもてなし
千代田区歩きタバコ条例〜ポイ捨ても減った
分煙では無くて完全禁煙にすると飲食店は儲かるという研究論文(More Access! More Fun!)
そんなこと気にしながらドラマ見るの楽しいですか?(笑)
もう喫煙者を放っておいてください。
ドラマ見なかったらいいんじゃないですか。
どんなことでも批難されて、どんなドラマや映画もできなくなります。
肺がんは一日20本×30年=600超えたらやばいみたいですね。喫煙シーンもみるときは、そういうことも踏まえてみていったら勉強になると思います。禁煙するのにチャンピックスというニコチン非由来のお薬まで登場してるんだし、そういうこともお勉強していくいいチャンスです(#^_^#)。臭いものにフタ。。日本の悪しき風習です。
別にテレビでタバコ吸うくらいいいと思う。最近の厳しさが逆に意味がわからない。
喫煙シーンの多さが多いことの何が問題でしょうか?多ければ著しく公序良俗に反するのですか? 私は今の禁煙はファシズムであり、過度の嫌煙はパラノイアだと思うし、世論の趨勢を買って喫煙者叩きをするのは、「喫煙者は叩いてもよい」すなわち弱いものを集団でたたくことを容認することいはならないでしょうか。
今、YouTubeでガールズブラボーという自主映画を見てました。
あまりにも喫煙シーンが多いので調べてました。
検索でここに辿り着いたわけです。
喫煙シーンはきっとタバコの会社から裏で「援助」が
あるのでしょうね。
タバコを吸うシーンを入れることの見返りに
制作費を援助してもらうというのが
昔からあるのでしょうね。
公表されないだけで業界ではそれが常識なのかも
しれませんね。
僕はタバコが嫌いなのでこんな風に考えるんです。
覚せい剤は昭和26年まで合法でした。
タバコは今は合法ですが、合法だからといって
害がないとはいえないと思います。
タバコにかかる税金は、、今調べたら
430円のタバコのうち270円が税金です。
JTも政府の会社みたいなものですよね。
いろいろ裏がありそうですね。
今の日本で「解決しなければいけない事」の優先順位として喫煙がらみの話は何番目くらいなんですかね?