2019年8月29日(視察1日目、石川県)
教育子ども委員会の視察で石川県に伺いました。
「サイエンスヒルズこまつ」は子どもたちに科学への興味を醸成し、未来に向けた産業振興を図ることを目的としている小松市教育委員会が運営する施設です。
「空とこども絵本館」は石川県で初めて絵本専門の図書館として2006年に開館。0歳から絵本との出会いを推進するためにつくられた施設です。
「どくしょ貯金通帳」を発行し、本を読むと利子がつき、途中で利子をもらうこともできます(利子はポストカード)。
満期になれば記念撮影をするなど、子どもたちが楽しく本に親しむ工夫がなされていました。
「石川県庁」では、学力向上の取り組み「石川県学力向上プログラム」について話を伺いました。全国学力・学習状況調査の結果を細かく分析し学力向上につなげる工夫をさています。
8月30日(視察2日目、福井県)
視察2日目は、福井県に伺いました。
市役所で「子育て支援」と「学力向上・体力向上」についてお話をうかがいました。
福井県の特徴としては、全国で1番「3世代同居率」が高いところです。同居でなくとも近居の世帯も多く、同居近居合わせると70%にのぼります。また、女性就業率(15歳以上人口に占める就業者数の割合)も全国1位です。
子育て支援としては、約6年前に電話取材させていただき、2013年のブログ記事に書いた(「産めば産むほどお得なシステム」はお得か?〜少子化の家族政策を考える〜)「福井っこ3人応援プロジェクト」(3人目以降は小学校就学まで保育料、病児保育、一時預かり無料)が継続されていて、感無量でした。
プロジェクトがスタートした平成18年の前年、平成17年の出生率1.50%から平成30年は1.67%に、また出生数に占める第3子以降の割合は平成17年15.4%から平成30年には18.9%まで伸びたとのことです。
3人以上の多子世帯に向けた政策が、一定程度の効果があったようです。
「こども歴史博物館」は、福井県ゆかりの人物の紹介を通して、こどもたちに福井の歴史や文化を伝えることを目的とした施設です。
館内にはこどもたちが通り過ぎてしまわないように、仕掛けなど工夫がいっぱいで大変参考になりました。わたしたち市議団も楽しませて頂きました。