都知事選です。
舛添要一 | 細川護熙 | |
生年月日 | 1947年11月29日 (66歳) | 1938年1月14日 (75歳) |
学歴 | 東京大学法学部卒 | 上智大学法学部卒 |
現職 | 舛添政治経済研究所所長 | 陶芸やふすま絵の創作活動 |
主な肩書き | 元厚生労働大臣 | 元首相 |
プロフィール詳細 | 東大助教授→評論家→2001年参院議員初当選→2007年厚生労働大臣→2009年退任→2010年自民党離党、除名処分 | 新聞記者→1971年参院議員初当選→熊本県知事→衆院議員→1993年内額総理大臣→1994年辞職→1998年政界引退 |
懸念事項 | 2010年 反党行為があったとして自民党除名処分 | 1994年 佐川急便事件で首相辞任 |
原発 | 再稼働容認 | 再稼働反対 |
危機管理・震災備え | 五輪の準備と防災対策を並行して行なう。老朽化した公共インフラの改修 | バラマキ公共事業に頼らない防災・減災対策の実施。民間活力を生かした都市基盤整備 |
オリンピック | 史上最高と評される五輪を | 東京オリンピックは辞退すべきだった |
推薦・支持政党 | 自民党 公明党 | 小泉純一郎 民主党 大阪系維新の会 結いの党 |
宇都宮健児 | 田母神俊雄 | |
生年月日 | 1946年12月1日 (67歳) | 1948年7月22日 (65歳) |
学歴 | 東京大学法学部中退 | 防衛大学校 |
現職 | 弁護士 | 軍事評論家 |
主な肩書き | 前日弁連会長 | 元航空幕僚長 |
プロフィール詳細 | 1968年東大在学中に司法試験合格→1971年東大中退し弁護士録→日弁連会長(2010-2011) | 1971年航空自衛隊に任官→2007年航空幕僚長に就任→2008年幕僚長解任。同年、定年退職。軍事評論家 |
懸念事項 | 2008年 政府見解を否定する論文を発表して幕僚長を更迭 | |
原発 | 再稼働反対 | 再稼働支持 |
危機管理・震災備え | 地域経済を活性化し、環境重視・防災減災重視の東京を作る | 自衛隊中心の救助体制を整備 |
オリンピック | 前回都知事選で招致計画に反対 | オリンピックに向けた東京強靭化 |
推薦・支持政党 | 共産党 社民党 緑の党 | 旧たちあがれ系維新の会 |
今回の都知事選には特徴が2つあると思うんです。なんか思ったほど盛り上がってませんが、これが選挙の特徴でしょうか。
選挙期間に入るとマスコミが候補者を平等に報道しないといけなくなるので、みんなが本当は見たいはずの小泉さんの報道が思ったほど多くないです。選挙期間の前にもっと大騒ぎしたほうが良かったのでしょう。
出遅れたと言えるのか。
ひとつは、小泉純一郎氏によって原発問題を争点にしようとしていること。
もう一つは、本命が出てなくて、担がれてる候補が目立つこと。
本命とは、小泉純一郎氏とホリエモンですね。
本当は彼らが出ればもっと盛り上がりがあった。
流れ的に主役はまだ今じゃないということなのか、代理の人が担がれてしまいました。
小泉さんは将来、進次郎氏と連携して自民党の原発政策を変化させようとしているのかもしれません。
ホリエモンは、家入さんを入り口に日本の政治のありかたに革命を起こすきっかけを作ろうとしているかもしれません。
それぞれ今後の動きへの布石と考えているのでしょう。多少消極的に感じますが、意味は有ると思います。
さて、各候補者の顔ぶれをみても正直パッとしません。
皆さんは、どう選ぶでしょう。
今回は特に絶対的に支持したい候補がいなくて、皆さん、消去法で考えている人が多いのではないでしょうか?
まず取り上げるのが、原発問題。
小泉さんの思惑とおり、原発をどうしていきたいのかで絞ってみるなら選択肢は3つ。
①ただちにゼロにしたい
②近い将来ゼロにしたい
③ゼロにはしたくない
昨日報道されていた、朝日新聞社のアンケート調査を見ると、それぞれ、
近い将来ゼロが64%で圧倒的。直ちにゼロが15%、ゼロにしないが18%でした。
直ちにゼロにしたい人は、宇都宮さんか、細川さん。
近い将来ゼロにしたい人は、舛添さん。
ゼロにしたくない人は、田母神さん。
公約を考えるとこれが順当でしょう。
ただ、ちょっと注意が必要です。
まず、舛添さんです。
古い利権誘導型で創価学会とか連合とか自民党員とかいった政治的団体の組織票を固めて協定結んでる。
(うさみのりや氏のブログ)
自民党に取り入ってる以上、近い将来ゼロにしようという方向性で行けるのかは疑問です。
今回、舛添さんを支援している自民党の半分以上は原発維持ではなく、推進派です。
自民議連は、原発について新設・増設の提言を決議しています。
原発新増設の必要性明示を 自民議連 エネルギー計画に向け提言
舛添さんは連合東京の支援を取り付けています。これには、東京電力労組出身の大野博連合東京会長と政策協定を交わし、電力総連などの支援を受けていると言われています。
ほんとうだったら、脱原発依存の方針を維持することは到底難しいと言わざるを得ません。
細川さんと宇都宮さんは即時原発ゼロ。
「ただちにゼロ」を望む人は15%と、実はそんなに多くはありません。
宇都宮さんは、
常に弱者の立場にたった弁護士活動を続けられ立派だと思います。
しかし、現在の世論との偏り感が否めません。
「75歳以上の医療費を無料にする」という、政策を発表されました。
75歳以上は医療費ただにするって宇都宮氏。日本の富のほとんどは60歳以上が持ってるのに、なんで老人ばかりを優遇する愚策を出すんだろう、共産党系の人は。老人=弱者って固定観念が強すぎ。しかもそのつけは若者が払う。いまの爺さん婆さんは自分が払った何倍も年金もらってるんですよ。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2014, 1月 22
高年齢者重視の社会は「ブラック社会」ではないのか(永江一石氏のブログ)
世代間格差と選挙(海老澤由紀ブログ)
田母神さんは、公約が一番しっかりしていています。
しかし残念ながら、今のところあまり支持は広がっていないのでしょうか。
その他、しっくりこない事があったら選択肢から消していって、残った人を応援するようになるのでしょうかねえ?
みなさん、誰が残ったでしょう。
さて、家入一真さんですが・・・
次の記事に書くことにします。
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