FIJ(ファクトチェック イニシアティブ ジャパン)のセミナー「医療健康情報のファクトチェックはいかにして可能か?」に参加しました。
ファクトチェックとは、様々な情報や政治家の発言内容などを確認し、「正しい」か「間違い」かなど、その信憑性を評価するもの。
「フェイクニュース」や「ポスト・トゥルース」などの用語が使われ、ネットを通じたデマや間違った情報が拡散されてしまうことの問題点がクローズアップされて来ている現在、注目されている手法です。
講師は朽木誠一郎氏。
一昨年、ネット上での医療健康分野の情報の正確性について疑義を唱え、DeNAの「WELQ」問題の起点を作りました。
現在この分野では一番の知名度を誇る、新進気鋭の医療ジャーナリストです。
次に行われた医療情報分野の専門家たちによるリレートークとディスカッションでは、難しい論点に対してわかりやすい解説や、それぞれの立場からの考え方などが示されました。
現時点で答はひとつにはなりませんが、多彩な視点や論点が提示されて、議論が深まりました。
また、各分野の第一人者である登壇者の方々と交流する時間も取っていただき、名刺交換のチャンスを得られたのはとても良かったです。
おひとりずつゆっくりお話することができ、たいへん刺激になりました。
登壇者
・市川衛 氏(メディアと医療をつなぐ会世話人、メディカルジャーナリズム勉強会代表、NHK)
・渡邊清高 氏(メディアドクター研究会幹事長、帝京大准教授)
・小島正美 氏(食品安全情報ネットワーク共同代表、食生活ジャーナリストの会代表、元毎日新聞編集委員)
・山﨑毅 氏(食の安全と安心を科学する会代表、FIJ理事)